大腸カメラ

寝ながら大腸カメラ
鎮静剤を使用することで、緊張がほぐれリラックスして検査を受けられます。
炭酸ガス使用
空気の代わりに200倍吸収の早い炭酸ガスを使用することでおなかの張りをおさえ、検査後もすっきりしてお帰りいただけるよう工夫しております。
挿入にもコツがあります
ファイバーは挿入部先端が軟らかく、カーブトラッキング機能(曲がりやすく戻りやすい)や硬度調整機能(大腸のカーブに応じて硬さを調整する)を用いて挿入性の向上を図っています。また軸保持短縮法(ファイバーを押し込まずヒダをたぐるように挿入する方法)でおなかの負担を極力減らしています。ファイバーの先端にフード(透明で筒状の小道具)を装着し、見落とされやすいヒダの裏もしっかり観察します。
拡大機能で大接近
病変を見つけたらすかさず接近して拡大観察します。また2種類のレーザー光線により病変の特徴をつかみます。腫瘍か非腫瘍を判断し必要であれば切除または生検を行います。
ポリープ切除は慎重に
腫瘍性のポリープはその場で切除いたします。場合により粘膜の下に水を注入しポリープを浮き上がらせて十分に切除します(深い層に電気が伝わらないような工夫です)。さらに切除したあとはクリップをつけて出血を防止します。これまで当院では穿孔(腸に穴が開くこと)や後出血などの合併症はありません。
観察範囲は広く、病気が多い場所は重点的に
観察範囲は極力、全大腸に加え回腸末端(=小腸の終わり、まれにここにも病気ができます)まで観察します。また病気の多いS状結腸から直腸にかけては体位を変えて2回観察しています(2回目に小さいポリープが姿をあらわしたりします)。肛門は外側からと、ファイバーを反転させて内側からも観察いたします。
前処置の薬も選べます
スタンダードな2Lの下剤(スポーツドリンクがまずくなったようなやつ)に加え、錠剤をたくさんのむ方法も選べます。
同時に胃カメラもできます
ご希望により、寝ながら同時に胃カメラ+大腸カメラも可能です。ご相談ください。
あとはおまかせください
消化器内視鏡専門医と消化器内視鏡専門技師のペアが責任を持って検査を担当いたします。何か病気が見つかった場合、外科の名医をご紹介させていただきます。